週刊節税教室 サラリーマン法人 このウインドゥを閉じる

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☆☆ 週刊節税教室 ☆☆          第154号(2004/10/11) 

 【 アトラス総合事務所 】     http://www.cpainoue.com/

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  ■■■  サラリーマン法人(法人税・所得税・消費税)  ■■■


☆質問

『サラリーマン法人ということを聞いたのですが、これはどういったもの

なのですか?』

★回答

通常サラリーマンは、会社に勤めて会社から給与という形で個人に報

酬が支払われます。

これを、サラリーマン自身で会社を設立して、この会社と勤務先の会社

とで契約することにより、今までの給与相当額を自分の会社の売上とし

て計上するようにするのがサラリーマン法人です。

そして、個人はサラリーマン法人から給料をもらうことになります。

☆質問

『つまり、今まで個人で受け取っていた給与を自分の会社の売上とする

のですね』

★回答

そういうことです。

法律的には会社とサラリーマンの雇用契約関係から会社と会社の請負

契約または委任契約関係へ移行するということです。

☆質問

『サラリーマン法人を作るメリットはなんですか?』

★回答

サラリーマン時代の給与より手取額が増えることと言われています。

☆質問

『どうして手取額が増えるのですか?』

★回答

書店に並んでいるサラリーマン法人の本では、今までもらっていた給与

に、勤めていた会社が負担していた社会保険料や退職金掛金などを更に

加算した額を、サラリーマン法人が受け取れる収入額として試算して手取

額が増えると解説しています。

☆質問

『実際のところはどうなんですか?』

★回答

はたして勤めていた会社が、今までの給与額に会社が負担していた社

会保険料や退職金掛金を上乗せしてサラリーマン法人と契約するかど

うかは微妙ですね。

お互いの力関係で決まりそうですね。

☆質問

『デメリットもあるのですか?』

★回答

そうですね。

まず契約形態ですが、サラリーマンとしての雇用契約であれば、普通に

勤務していれば「明日から来なくてもよい」と言われることはまずありませ

ん。

しかし、会社対会社の契約ではいつでも打ち切り可能です。

☆質問

『なるほど。他には?』

★回答

いままで勤めていた会社が負担してくれた社会保険料の会社負担も今

度は自分の会社で負担しなくてはなりません。

また、給料が1千万円を超えている場合は、サラリーマン法人で将来的に

消費税を納税することになるのも大きいです。

消費税率アップは間違いないですし・・・。

そして、法人を作ると我々会計事務所に報酬を支払わなければなりません。

☆質問

『そうですよね』

『あまり良いことばかりでもないですよね?』

★回答

そうですね。

メリットとデメリットをよく理解して判断する必要がありますね。

◆発行 アトラス総合事務所